離婚後に子供を残し失踪した妻よりも厄介?住宅ローンの返済問題とは

2019年01月23日(水)

誰もが、家を購入する際は家族はずっと仲良く幸せであることを願いますが、なかなか難しいのが現実です。Oさんも幸せを夢見て家を購入した1人ですが、残念な結果となりました。ですが、本当の悪夢は離婚だけでなく、その後の住宅ローンであることはご存じですか?ここでは、任意売却を活用したOさんのケースについてお伝えしていきます。

■妻の希望を全面的に取り入れた夢のマイホーム

Oさんは友人の紹介で知り合ったM子さんと26歳の時に結婚し、翌年マイホームを建てることになりました。Oさんはいずれ田舎の実家に戻るつもりであり、家を買うことには反対でしたが、その頃にはローンも終わっているし賃貸にして収入を得るのもいいと説得され購入することに。キッチンのグレードや間取り、屋根のカラーに至るまでM子さんの希望を優先した 3000万円の建築費はフルローンで返済していきます。
35年ローンなので、退職までには完済することができる計算。M子さんは派遣社員なので審査は通すことができず、Oさんが単独で住宅ローンを組むことに。ですが、要望を取り入れる代わりに仕事を続けると約束しており、返済にそれほどの不安はなく、幸せな生活は永遠に続くと思っていました。ですが、M子さんは妊娠・出産を期に完全に専業主婦となり、やがて浮気。結婚から10年目にして子供と離婚届を置いて失踪してしまったのです。
4歳になったばかりの子供を家に置いて出社することはできず、応急処置として家政婦を雇っていました。ですが、長期的な費用の捻出が難しいだけでなく、子供の心のケアも考慮して職場に部署替えを相談したのです。18時には帰宅できる部署に移動し、保育園を活用しながらの生活が始まりましたが、保育園代は月に6万円ほど。
残業のない分、給料も下がり徐々に住宅ローンを払うのが難しくなっていきました。ポストもあまりみておらず、債務者からの通知もスルーしていたため、気づいた時には競売直前となっていたのです。

■家に未練はない

もともと定年後は実家に戻るつもりであり、M子さんの希望をふんだんに取り入れた家には執着のないOさん。売却するのはいいのですが、競売では市場価格の7割ほどの価格で売却することとなるため、残債が多く残ってしまうのは困ります。ネットで回避法を調べ、相談に乗ってくれそうな不動産業者を尋ねてみたところ、債権者に掛け合い任意売却で処理する方向にまとめてくれたのです。
Oさんの家は築9年。もともと賃貸を目指していたので立地がよく、M子さんの趣味もよかったことから2000万円ほどで売却可能と判断されました。ですがローン残高は2400万円と、400万円の債務超過状態 です。数ヶ月で無事に売却が完了し、Oさんは子供と一緒に田舎へ帰ることを決めました。

■残債の一括返済が不要な場合も

任意売却は、売却額よりも残債が多い債務超過の場合、一括で返済 しなければならないと聞いたことはありませんか?基本的にはそのとおりです。しかし、Oさんは売却しても400万円足りない状態で任意売却の許可が下りました
これは、誰が債権者であるかということが大きく左右する問題です。債権者が金融機関の場合は難しいですが、「債権回収会社」に渡っている場合は柔軟な対応が期待できます。債権回収会社とは、金融機関の債権を買取り、取り立てを行う企業です。住宅ローンの場合は、支払いが滞っている債権を額面よりも安く購入し、競売で利益を得ると考えると分かりやすいでしょう。1つの債権を買い取るのではなく、いくつもまとめて引き受け、その中で利益が出るよう回収を行います。つまり、満額回収することができなくても、損をしない仕組みになっているのです。そのため、今回のように残債があっても、競売よりは3割ほど高額で売却することができれば利益はしっかりと確保できたと思われます。
Oさんはこれから田舎で仕事を探すため、400万円を返済するのは難しいと判断したのでしょう。そのため、400万円を支払うのではなく、少額の和解金で解決することができました。

■債権回収会社によって対応が異なる

Oさんは無事に正社員となり、田舎の両親に子供の世話をお願いして働いています。「400万円が少額の和解金になるならそれに賭けてみたい」と思われるかもしれませんが、対応は債権回収会社によって異なるためおすすめはできません。タイミングがずれてしまえば競売となり、大きな負債を抱えることにもなりかねないのです。家をローンで購入する際には、男性も離婚のリスクについて検討することが大切。早いうちから相談できるプロを探しておくのもおすすめです。

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